音楽:「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」 Once Upon a Time in America
絵画:ジョン・ジョージ・ブラウン 「共有資産」 John George Brown, A Joint Investment, 1878.
Evgeni Plushenko 2001-2002 Long Program
2001年の世界選手権で、エフゲニー・プルシェンコは初めて優勝し、世界王者となります。4度目の世界選手権のことでした。
グランプリ・シリーズや国内選手権では、ライバルのアレクセイ・ヤグディンも破り、優勝した彼でしたが、なぜか肝心の世界選手権ではミスをしてしまい、ソルトレイク・オリンピックを翌年に控えての、念願の優勝でした。
この時の、2000-2001年シーズンののフリー・スケーティングが、映画音楽「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」でした。
このプログラムは2000年のNHK杯、東京で開催されたグランプリ・ファイナルと、日本でも披露してくれました。
金の手袋に、スペイン風の黒と金の衣装(タイトルはアメリカなのに?)、途中ではダンスを踊ったり、投げキスをしたりと、素敵なプログラムでした。
グランプリ・ファイナルを観にいきましたが、プルシェンコの天才ぶりに、ときめきっぱなしでした。
この時の彼はかなり調子がよく、曲に乗りっぱなしで、四回転のジャンプ、三回転のジャンプもすべて成功させて、堂々たる優勝でした。この時、翌年のソルトレイク・オリンピックの金メダルは彼だと思ったのですが、まさかのSP転倒により銀メダルでした。
この「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」は、少年時代の彼がもっとも輝いた、忘れることのできない、18歳のプログラムでした。
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984 アメリカ作品)は、1920年代、ニューヨークに渡った貧しいユダヤ移民の子どもたちが仲間となり、成長して大きなギャング団となって、崩壊していくまでの、栄光と挫折、友情、愛、裏切り、苦悩を描いた物語です。
主演はロバート・デニーロとジェームズ・ウッズと豪華でしたが、私は主人公達の子ども時代の方が好きでした。主人公ヌードルスが生涯愛し続けるデボラ(エリザベス・マクガバン)の少女時代を、後にアイドルからオスカー女優となるジェニファー・コネリー(当時12歳)が演じたのも、話題でした。
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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984)
Once Upon A Time in America, 1954.
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