音楽:『オペラ座の怪人』より 「墓場にて」
Wishing You Were Somehow Here Again (The Phantom of the Opera).

絵画:ジョン・エヴァレット・ミレイ 「花嫁介添人」
John Everett Millais, The Bridesmaid, 1851.

Kiira Korpi
2006-2007 Long Program


 ハリウッド全盛期の女優のような華やかな美貌の選手、フィンランドのキーラ・コルピ、見た目は大人びて見えますが、安藤美姫選手より1歳年下です。
 ジュニア時代は、2005年の世界ジュニア10位が最高で終わりましたが、2005-2006シーズンからシニアになり、ヨーロッパ選手権6位、トリノ五輪16位、世界選手権10位と良い滑り出しを見せ、翌2006-2007シーズンは、ヨーロッパ選手権で銅メダルを獲得しました。
 2007年に東京で行われた世界選手権では調子が悪くて、SP17位、FS11位で、総合14位で、残念な結果でししたが、先が楽しみな選手の1人です。
 世界選手権以外でも、2006年、2007年のジャパン・オープンで来日し、それがテレビ放送されたこともあり、日本でも人気が高まっています。

 コケッティッシュな魅力の彼女ですが、2006-2007シーズンに彼女がフリーに選んだのは『オペラ座の怪人』から“Wishing You Were Somehow Here Again”、『オペラ座〜』ヒロインのクリスティーヌが、師であり友であったファントムに別れを告げようと決心する悲しみの歌を、清楚にすべりました。