音楽:『ムーラン・ルージュ』より 「エル・タンゴ・ド・ロクサーヌ」(出だしのみ)
Moulin Rouge - El Tango De Roxanne

絵画:ロートレック 「ムーラン・ルージュのラ・グーリュ」
Henri de Toulouse-Lautrec, Moulin Rouge: La Goulue.


Daisuke Takahashi
2005-2006 Short Program
2006-2007 Exhibiton

Yu-Na Kim
2005-2006, 2006-2007 Short Program


 映画『ムーラン・ルージュ』のの中の「エル・タンゴ・ド・ロクサーヌ」は、高橋大輔選手が2005-2006シーズンのショート・プログラムに使用した曲です。
 トリノ・オリンピックでこのSPを滑りましたが、滑走順はなんと一番。しかも次にすべるのが、金メダル一番候補のエフゲニー・プルシェンコという不利な立場でした。
 ところが、トリプル・アクセルをオーバーターンした以外はノーミスの素晴らしい演技でSPで、得意のステップは会場を魅了し、5位となりました。
 この「ロクサーヌ」は、本来ボーカル付でしたが、アイスダンス以外で歌詞の入った曲は使用禁止だったため、SPではボーカル抜きのアレンジバージョンでした。けれど、翌2006-2007シーズンには、本来のボーカル付で、エキシビションとして使用しています。

 高橋君の魅力をあますことなく取り入れた素晴らしいプログラムだと思います。SPでも素敵でしたが、EXになってからは、得意のステップなどはぞくぞくするような色気と、迫力があり、魅了されました。

 また、この「ロクサーヌ」は、韓国のキム・ユナ(ヨナ)選手の、2005-2006、2006-2007シーズンのSP『ムウーラン・ルージュ』の後半に流れます。
 2005-2006シーズンはジュニアの選手として世界チャンピオンになり、2006-2007シーズンはシニアとして、グランプリ・ファイナルで優勝しました。
 清楚でたおやかな彼女が、凛とした美しさを見せつけた作品です。