音楽:モーツァルト 『レクイエム』より 「ラクリモサ(涙の日)」
Wolfgang Amadeus Mozart, Lacrimosa (Requiem).

絵画:Elihu Vedder, The Cup of Death, 1885.

Albena Denkova & Maxim Staviski
2006-2007 Free Dance


 2007世界フィギュアスケート選手権、アイスダンス優勝、ブルガリアのアルベナ・デンコワ&マキシム・スタヴィスキーのフリー・ダンスは、“7つの大罪”をイメージしたプログラムで、モーツァルトの『レクイエム』より「ラクリモサ」と、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ロミオ&ジュリエット』から「おお ヴェローナ」を使用しています(海外版。試聴できます。)です。

 日本で大人気の美しいカップルで、嬉しいことに、お2人とも日本贔屓です。

 2006年世界選手権で初優勝。
 2006−2007シーズン、2006年のグランプリシリーズはファイナルを含め3戦3勝しましたが、翌2007年1月に行われたヨーロッパ選手権では調子を崩し、まさかの3位となりました。

 3月に東京で行われた世界選手権では、コンパルソリーダンスで、カナダのデュプレイユ&ローゾンに続き2位、オリジナルダンスでは逆転し1位となりますが、その点差は0.02、3位のアメリカのベルビン&アゴストとも0.50しか点差はありませんでした。けれどこのオリジナルダンスで、会場をもっとも沸かせ、感動させたたのは、デンコワ&スタヴィスキーでした。
 フリーダンスでは、デュプレイユ&ローゾン難易度の高い、ムードたっぷりのプログラムをミスなく演じきりましたが、デンコワ&スタヴィスキーの“7つの大罪”は圧巻で、技術的にはもちろんのこと、観客を深く引き込み、大きなスタンディングオベーションが起こりました。